夢大陸アドベンチャー


(MSX:コナミ/1986)






MSX万歳


 1986年、私が初めて買ったハードはMSXであった。
 なぜか?それは親がゲーム専用機を買うのをよしとしなかったからである。 (金を出すのは私なのだが)
 そんなわけで、本当はファミコンが欲しかったのだが「パソコンの機能もある」 と言い訳をして、もとよりプログラムの勉強などする気はこれっぽちもなかったのにMSXを買ったのである。 (後にファミコンは勝手に購入して既成事実化した)
 はっきり言って、MSXはゲーム機としての性能は全然大した事はなかった。ショボくて ファミコンとは比べ物にならなかった。(特にグラフィック)
 しかし、魅力あるゲームは数々あった。特にその中でもコナミは私の好きなゲームメーカー だった。
 その中で特に私がサルのようにプレイしたのが「魔城伝説2−ガリウスの迷宮−」と、 この「夢大陸アドベンチャー」である。

ゲームについて


操作方法
スペースキージャンプ、上昇(海中、雲使用時)、クレバスからの脱出
Mキーピストル(持っている場合)
カーソル上加速
カーソル右右移動
カーソル左左移動
カーソル下減速


ゲームの流れ

 プレイヤーは、ペンギンを操作して原因不明の病に倒れたペン子姫のために 「夢大陸」から万病に効く「黄金のリンゴ」を持ち帰らねばなりません。 その途中には、数々の敵、トラップが待ち受けています。 ペンギンが敵、敵弾および障害物に当たったり、時間内にゴールできないと1匹減ります。 スタート時、ペンギンは3匹います。残りペンギンがいなくなるとゲームオーバーです。 具体的には、前に前に進み、一定時間内にゴールに辿り着ければクリアとなります。(全24面) ただし、3面毎にペンギンの天敵「フリーザウルス」との対戦があります。 この場合、フリーザウルスを倒すと面クリアとなります。
敵(攻略のようなものに掲載)
アイテム(公開予定だが現在期日は未定)

唯一にして最大の理不尽


 このゲーム、ペン子姫の死ぬ前に黄金のリンゴを持ち帰らなければならないのですが、 いくらゲーム時間を短縮しても間に合いません。勇者ペンギンを待つものはペン子姫の お葬式だけです。私も何度後味の悪い思いをしたことか・・・。
 実は間に合うためには、ある条件が必要だったのです。
 この条件をとある本で知った私は、
「何じゃそりゃ!!」
と叫び、目を血走らせ、髪を掻きむしり(以下略誇張含む)ということになりました。
 その条件は、 4n+1(n>=0)回ポーズする
というもので、ゲームの上手下手に全然関係ありません でした。
 はあ・・・。これさえなければ本当に文句無し最高のゲームだったのに。

ちょっとおまけ


 このゲームでは、コンティニューが隠しコマンドになっています。
 レベル選択時にnorikoと入力しましょう。
 これでゲームオーバー時にF5キーでコンティニュー出来ます。
 (kazumiでもコンティニュー出来るらしいが、この場合アイテムがなくなってしまうそうです)

1つの完成形


 「夢大陸アドベンチャー」は前作「けっきょく南極大冒険」のシステムを継承しています。 (ところで「けっきょく南極大冒険」ははっきり言って難しいです。いまだにクリアできません。)
 そしてこのシステムの中で1つの完成した形を見せてくれたと思います。
 多彩なマップ構成、敵キャラ、ボーナスステージ、ショップなど、バランスもよく出来ています。 とにかく1度、やってみることをお勧めします。
 セガサターンの「コナミアンティークスMSXコレクション」なら、今でも比較的簡単に 入手可能です。

総合評価
難易度★★★☆☆
操作性★★★★☆
とっつきやすさ★★★★★
持続度★★★★☆
エンディング理不尽度★★★★★
隠れた名作度★★★★★





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